オーストラリア・ハウス

「2013 JORN UTZON AWARD」(オーストラリア建築家協会_ヨーン・ウッツォン賞)受賞

所在地 :新潟県十日町市浦田7577-1

用途 :ギャラリー併用住宅

敷地面積 :975.72(m2)

建築面積/延床面積 :106.0(m2) / 145.2(m2)

主構造 :木造

階数 :地上2 階

施工 :飯塚・おのじま経常共同企業体

基本設計 :アンドリュー・バーンズ・アーキテクト

実施設計・監理 :アトリエ・イマム+山本想太郎設計アトリエ

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」

 

アーチストが滞在して制作・展示を行うための、居住部分とギャラリーからなる建物です。2011年3月12日の長野県北部地震によって旧オーストラリア・ハ ウスが全壊したことを受けて、十日町市、在日オーストラリア大使館、大地の芸術祭実行委員会によって、この地の復興と再生のシンボルとしての再建が決定されました。その後、国際設計競技(審査員長:安藤忠雄、審査員:トム・ヘネガン、北川フラム)においてアンドリュー・バーンズ・アーキテクト案が1等に選ばれ、そのコンペ案に基き、実施設計・監理はコンペのコーディネーターでもあったアトリエ・イマム+山本想太郎設計アトリエにて進められました。

外壁、内壁ともすべてが杉材で覆われた優しさと、三角形平面の空間のダイナミックさが並存する、独特の空間です。 また豪雪地域であるため急勾配の屋根とし、外周の窓や回廊には「雪囲い」の板を設置できるように計画されています。雪囲い板は通常時はテラスの下に収納できます。

建物は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」に合わせてオープンし、オーストラリア人アーティ スト、ブルック・アンドリュー氏による作品「アース・ハウス」も設置されました。

(詳細リリースpdfファイル 1.1MB)

(ニュース、現場記録)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上写真(上より):西側外観、南側外観、ワイドギャラリー、ロングギャラリー、トールギャラリー

左写真(上より):2階宿泊室+キッチン、ブルック・アンドリュー氏作品