HEADベストセレクション賞2011受賞製品

「ハーフバスルーム」TOTO株式会社

受賞製品

ハーフバスルーム01

 

ハーフバスルーム02

画像

壁・天井をひのきやタイルなどで自由にコーディネートできるハーフバス。腰壁から下の防水工事が不要のため施工が容易

製品HP

メーカーHP

製品概要

HEADベストセレクション賞選評

壁・天井の仕上げ材を自由に選択できるTOTOハーフバスルームは、ユニットバスの防水性能の利点を活かしながら、製品として独立したものではなく、素材や雰囲気など住宅全体の空間イメージの流れを構成する部品にできるため、長きにわたって多くの建築家の設計に用いられてきた。その点で、今回の授賞対象として極めて相応しいと判断された。(山本想太郎、山本想太郎設計アトリエ)

賞選評

メーカーよりコメント

ハーフバスは設計を自由にし、常識にとらわれない空間作りを可能にします。 2011年ベストセレクション受賞後、2012年12月にモデルチェンジ。 水栓金具や天井をセットしたタイプも品揃えし、浴槽形状も2つのタイプに増えました。
Type0は直線を主体に構成したデザインで、限りなくムダをそぎ落とし、機能性を高めています。 Type8は「∞(無限大」」を模し、入浴スタイルの無限の可能性を追求し、有機的な曲線に仕上げています。(2012年グッドデザイン賞受賞)

メーカーより

HEAD会員建築家コメント

鉄骨や木造などの軸組工法で2階にバスルームを設置する際に、防水工事を省略しながら壁面の意匠性の自由度を確保できるという大きな利点を持つ。ユニットバスでは物足りないがコストは抑えたいと考える建築家/施主にとって欠かせない存在。 (中村研一、中村研一建築研究所)

 

腰から上の壁を好きな素材で仕上げたり、大きな開口がつくれるなど創造的な余白が魅力。大型サイズのラインナップなのでコンパクトな浴室が多いマンションのリノベーションでは採用機会が限られるのが惜しい。小さめのサイズの登場に期待。 (宮部浩幸、SPEAC)

 

防水性能と洗い場の清掃のしやすさという浴室に求められる機能性をクリアしながら、限定された予算の中で、壁・天井の素材や形状の設計自由度、特に開口部のデザインを確保しやすいところが魅力である。浴室を洗面室と外部ベランダなどの中間に配するようなケースに対応して、洗い場の二方向に扉を配する選択肢があったら採用バリエーションがさらに広がるのではなかろうか。 (木島千嘉、木島千嘉建築設計事務所)

建築家より