HEADベストセレクション賞2012受賞製品

「ハンドバーHG-1点手摺」株式会社ユニオン

受賞製品

点手摺01

点手摺02

画像

点で支える手摺。杖や傘をかけることもできる。

製品HP 1 2 3 4 5 6

メーカーHP

製品概要

HEADベストセレクション賞選評

方圓館の坂本和正氏が開発したプロダクトを㈱ユニオンで商品化されて現在に至るものである。大仰な手摺ではなくちょっとつかまりたい場所に使用できるのがとても良い。機能性以外にとてもしゃれていてかわいい。アルミダイキャスト製で5色のバリエーションがある。他に角型フランジ付き人口木材製もある。住宅の浴室やトイレ内、廊下などや玄関で靴を履くときのしゃがみ、ベランダ等段差があるところの柱、壁などやフックとして杖、バック、コート帽子掛けなどにも使えて便利である。(村上晶子、村上晶子アトリエ)

賞選評

メーカーよりコメント

・線から点へ・点の連続・点の点在
・立ち上がる時、段差のある時手がかりになるものが欲しい

・さりげなく頼りになる点手すりはお年よりの杖や傘をかけるときも便利

発売から約16年、少しずつお客様にご提供して参りました。一般的な手すりに比べワンポイントでつかまることができ、何か物を掛けることもできる手すりという点を、これまで展示イベントに出展するなどして宣伝してきました、今後も場所に応じて手すりの使い分けをお勧めしながらご提供していきたいと考えております。

メーカーより

HEAD会員建築家コメント

ユニバーサルデザインが多くの建築物に求められるようになったが、その際必ず必要になるのが手摺である。最近は手摺の形状にかなりのバリエーションが出来てきたが、基本的には連続的な線材による構成が大多数を占めている。その中で、手摺を必要とする人間の行動を綿密に観察したうえで、実は人間にとって必要なのはすがりつくポイントに取り付けた適切な形状の物体であることを発見して、まったく独創的なデザインを開発した坂本和正さん とそれを商品化したユニオンの功績は大きい。(松永安光、近代建築研究所)

 

手摺という概念を軽々と越える「1点握り」というアイデアが素晴らしい。アフォーダンスとはこのことかと納得させる逸品だと思う。(中村研一、中村研一建築研究所)

建築家より